琴川ダムを堪能した後、広瀬ダムへ向かった。
ダム巡りって言うからにはいくつかのダムを訪問しないとね(^^)
せっかく山間部まで来たんだから、他にも見に行かないとコストパフォーマンスが悪くなるような気がして。

というわけで国道をワクワクしながらドライブしていると、広瀬ダムに着いた。
(Google Latitudeのロケーション履歴によると、琴川ダム→広瀬ダムは車で約1時間。)
林道っぽい山道を通らなかったので少しほっとした。

広瀬ダムはいわゆるロックフィルダムという形式のダムで、岩石等を積み上げて造られているダム。


駐車場とつながっているアスファルト舗装の天端から、ダム湖である広瀬湖を見る。

↑水かさが少なく感じたけど、いつもこんなもんなんだろうか。

と思っていたら貯水位についての掲示物を発見。

↑これによると、梅雨・台風の時期の大雨に備えて、ダムは水位を下げて待ち構えているということだ。

逆に下流側を見てみると、、、丸みを帯びている同じような大きさの石の数々。


こ、これがロックフィルダムか。ゴツゴツしていてなんだか迫力がある。

ゲートにたどり着く手前に、ダム管理事務所があったので、
人の気配はしないけど呼び鈴を鳴らしてみる。ピンポーン。

「はーい」
「あのー、ダムカードを頂きたいのですがー。」
「・・・はいはい。ちょっと待っててね。」

わくわくしながら待っていると、管理人さんがダムカードを持ってきてくださった。
日曜なのにご苦労さまです。
ウグイスの鳴き声に癒されながら、ダムカードをげっと!! パンフレットも頂けた。

さて、洪水吐きはと・・・ダムの端っこのほうにありました。
下流側を覗き込んでみると、年季の入ったコンクリートの色。

↑この導流部の深いのがカッコいいね! 残念ながら下流端までは見えませんが。

↓常用洪水吐きに備えられているローラーゲート。2門! でかい。




↓離れて見てもでかい。



↓そして、こちらが自由越流式の非常用洪水吐き(ひじょうようこうずいばき)。
非常時に写真中央の少し低くなっているコンクリートの部分を越流する仕組みのようだ。



越流した水は、↓写真の水路の左側を通り、常用洪水吐きからの水(写真右側のゲートからの水)と合流して、
下流へと流れていく仕組み。(写真手前側がダムの下流側。)


最後に取水塔を見て、広瀬ダムを後にする。


標高が高い(1060m)せいか、結構涼しかったなぁ。
冬は寒いんだろうなぁ(`ェ´)


訪問日:2012年6月24日

DAM-DATA
河川名:富士川水系笛吹川
形式:中央遮水壁型ロックフィルダム
用途:洪水調節、農地かんがい、上水道用水、発電、不特定利水
堤高:75m
堤頂長:255m
管理者:山梨県
本体着工:1969年, 完成年:1975年


大きな地図で見る