いつも気になった新作映画は映画館で見ています。ゼロ・グラビティ(原題:GRAVITY)ももちろん映画館で見てきました。
3Dで上映されている映画って、メガネ代が高いし、スクリーンが少し暗く見えるし、部分的に浮き出て見える感じとか、字幕が浮いている感じとかがなんだか違和感があって馴染めずにいました。
だから3D映画は少し敬遠していました。 でもゼロ・グラビティは3D版を見ました。
なぜかというと3D映画としてかなり絶賛されていたからです。

感想
なにこれ凄い!見てよかった。見逃したら後悔するところでした。
本当に。

宇宙空間で、白い系の宇宙船とか国際宇宙ステーション(ISS)とかハイコントラストな映像が多くて、メガネを通して見る画面の暗さなんて気にならない。
圧倒的に遠くにあるような背景ばかりのおかげなのか、 今までの3D映画のような、CGが絵っぽく見えがちで飛び出す絵本みたいな感覚には全然ならなかった。

懸念点、オールクリアですよこれ。

しかもワンカットが長くて、最初のシーンなんて10分以上の超ロングカットらしい。
これが凄い。ずっと場面が変わらない。
だから、3Dの臨場感が途切れない。3Dに没入できてしまう。

よくある映画のように場面が変わって、同時刻に別の場所ではこんなことやってますよ的なシーンは一切ない。
ずーっとずーっと主人公のターン。
だからこそものすごくリアリティがある。ドキュメンタリー感がある。
そんな、まさにスペースサバイバルアクション映画。

圧倒的なリアリティ 圧倒的な映像美
無重力空間ってこんな感じなんだっていう映像がもの凄くリアル。
ISS内で物が散らばって浮いてる感じの3D感とかとにかくリアル。
そして、サンドラ・ブロック(ライアン・ストーン博士)が宇宙に投げ出されてからの怖がり方とか雰囲気が、 屈強すぎるヒロイン像ではなくて現実離れしていない演出・演技が素晴らしい。
あと、音楽も壮大で良い。


日を改めて、youtubeで映画の予告編の動画を見てみたら、当たり前だけど3Dで見た感覚とまるで違う。
映画館、3Dで見て本当に良かったと思えた。

良かったーっていう印象が強くて、これはDVDやらBDが出たら買いたいなっていうくらい気に入ったのですが、3Dじゃないと微妙なのかなーと思ったりして買わないかもしれません。